培養液やART試薬の容器のCO2ガス透過性について

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  • このトピックには1件の返信、1人の参加者があり、最後にやあにより3年、 11ヶ月前に更新されました。
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  • #845
    やあ
    参加者

    「質問の部屋」でのディスカッションで、凍結保護剤などの試薬容器として使われているクライオチューブ(セラムチューブ)が、かなりCO2ガスを透過していることが分かりました。

    下記のWebサイトの情報では、クライオチューブの材質である「ポリプロピレン(PP)」のCO2ガスの透過性は、培養液の容器として採用されていることが多い「ポリエチレンテレフタレート(PET)」のなんと92倍も大きい事になっているようです!

    ちなみに、培養液の分注等で「ポリスチレン(PS)」を使っている施設も多いかと思いますが、これまた75~370と大きな数字が記載されています。

    培養液や試薬のインキュベーター内への一時保管は、これらのことを念頭に行ったほうが良いと思われます。

    http://junkosha.co.jp/technical/tec8.html

     

    #849
    やあ
    参加者

    実際、培養液のボトルに採用されているのは、PETではなくてPETGという材質とのことです。

    Thermo Scientific社のカタログによると、CO2の透過率はPETGがPPの6.4倍程度のようです。

    PETGについては、下記に説明がありました。

    http://nature3d.net/explanation/petg.html

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