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2020年5月25日 5:43 PM
#842

参加者
私もクライオチューブに入れたHepes培養液の、CO2インキュベーター内でのpH変化について検討してみました。(凍結液製品のチューブは手元になかったので、別物での検討です。)
Hepes培養液にフェノールレッドを加えて色を濃くしてあります。
チューブA:フタをきつく閉めて、5%CO2インキュベーター内へ。
チューブB:フタを緩めて、5%CO2インキュベーター内へ。
チューブC:フタをきつく閉めて室内放置。
2日後にチェックしたところ、MAIさんのご検討同様に、培養液の色からpHの低下が認められました。
Bが黄色くなるのは当たり前ですが、ACの比較写真を見ると、フタを占めていたAも若干黄色に傾いてオレンジになっているのが分かると思います。
一応pHを測定したところ、A:7.11、B:6.82、C:7.50でした。
それから、一度pHが動いたHepes緩衝液はpHが戻らないと思うと私は発言しましたが、
上記の変色したチューブのフタを緩めて大気中に放置したところ、赤色に変化してきていますので、
CO2により変色したHepes培養液はCO2が抜ければ元にもどるのかもしれません。
(↑培養液の専門家の方も、理論的には戻ると思うとおっしゃっていました。)
これに関しては、明日またチェックしてみます。
ただそうなってくると、オレンジ色で届いたVSが、室内に放置していても戻らなかったというのが腑に落ちませんね。
ドライアイスとは別の原因かもしれませんね。もしくは、VSだから特別とか?