新しい精子選別デバイス Zymot

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  • このトピックには5件の返信、2人の参加者があり、最後にミカワにより4年、 5ヶ月前に更新されました。
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  • #690
    やあ
    参加者

    先日の学会展示ブースで面白そうなデバイスを見てきました。Zymotという製品で最近日本で販売され始めたものらしいですが、穴が沢山開いている(直径は聞いたが忘れました)フィルターを泳いで通過した精子を回収しようというコンセプトのデバイスでした。ヒトの目で選別するのより優秀かどうか疑問には思いましたが、興味深い製品でした。

    https://zymotfertility.com/

    ESHREでも報告もされているとのことでしたよ。

    https://zymotfertility.com/publications/

    #797
    ミカワ
    参加者

    Zymotを3症例試してみましたが、当院では従来の方法と比べて受精率や胚盤胞率の改善は見られませんでした。

    あと精液のにおいがインキュベーター内に充満して大変でした。

    付属の説明書を見ながらやってみたのですが、コツなどあるのでしょうか?

    #801
    やあ
    参加者

    なるほど。私は実際使ったことありませんが、原精液をインキュベーターに入れることは通常あまりしないですものね。貴重な情報を有難うございました。

    個人的には、それほど効果が期待できる仕組みだとは思えませんでしたが、どういう理由で成績が良くなると発表されているんでしょうね。

    「コツなど」とは、どんなことを知りたいでしょうか?

    #804
    ミカワ
    参加者

    返信ありがとうございます。

    精子処理の際に、遠心しないことがメリットだそうです。

    医師の希望で何例か試しましたが、印象としては媒精後に精子の付着が少ないように思います。

    付属の説明書も非常に簡単に手順が書いてあるだけでしたし

    うまくいっている施設もあると聞いたので、使用しているメディウムや静置場所などをご存知でしたら教えて頂きたいと思いました。

    #805
    やあ
    参加者

    すみません。私は詳細なことは知りません。もしも使用しているご施設のお話が聞けたら、お知らせします。

    密度勾配遠心法にて処理していることの大きなメリットに、細菌の除去があるかと思いますが、このデバイスではおそらく密度勾配遠心法ほどバクテリアの除去はできていないと思います。

    また、遠心処理が精子DNA損傷率を高めるとの報告がされていますが、全体のDNA損傷率自体がそれほど高いわけではありませんので、通常の遠心処理が臨床成績にどの程度悪影響を与えているのかは、あまりハッキリしていないように思います。

    上手くいっているご施設というのが、このデバイスを使用したことによって成績が上昇しているということでしたら、是非様子をお聞きしてみたいです。

    また、なにか情報入ったら教えて下さい。よろしくお願いします。

    #807
    ミカワ
    参加者

    返信ありがとうございます。

    そうですね、上手くいっている施設からお話を聞いてみたいですね。

    当院では、いまのところ使用する予定はないのですが、学会発表での報告を待ちたいと思います。

     

     

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