返信先: 胚盤胞のICMの細胞数

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#2145
やあ
参加者

私も特に認識していなかったので少し調べてみました。
廃棄するヒトの胚を使わなければいけない検討なので、あまり報告が無いように思いましたが、
1つは下記の論文が参考になりそうでした。本文持っていませんが、要約に記載があります。
「ICM細胞数は5日目と6日目の間に倍増し(それぞれ20.4 +/- 4.0 と 41.9 +/- 5.0)」と記載あり。

抄録の機械翻訳貼り付けておきます。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/2612378/

K Hardy, A H Handyside, R M Winston. The human blastocyst: cell number, death and allocation during late preimplantation development in vitro. Development, Nov;107(3), 597–604, 1989.

【アブストラクト】
正常受精と異常受精を含む181個の余剰ヒト胚の発育を、体外において2日目から5、6、7日目まで観察した。63/149(42%)の正常受精胚が5日目または6日目に胚盤胞期に到達した.全細胞数,対細胞外胚葉(TE)細胞数,内細胞塊(ICM)細胞数は,ポリヌクレオチド特異的蛍光色素による核の差次標識によって解析された。TE の核は、免疫外科的溶解中に 1 つの蛍光色素で標識した後、胚を固定し、2 番目の蛍光色素で両方の核を標識した (Handyside and Hunter, 1984, 1986)。5 日目に新たに膨張した正常受精胚盤胞は 58.3 +/- 8.1 個の細胞を有し,6 日目と 7 日目にはそれぞれ 84.4 +/- 5.7 個と 125.5 +/- 19 個に増加した.TE細胞数は、5日目と6日目には同程度であったが(それぞれ37.9 +/- 6.0 と 40.3 +/- 5.0)、7日目には倍増した(80.6 +/- 15.2)。一方、ICM細胞数は5日目と6日目の間に倍増し(それぞれ20.4 +/- 4.0 と 41.9 +/- 5.0)、7日目にはほとんど変化がなかった(45.6 +/- 10.2)。TEとICMの両方で、核の断片化によって証明されるような広範囲の細胞死があり、それは7日目までに大幅に増加した。これらの結果を,形態学的に異常な胚盤胞および異常受精胚に由来する胚盤胞の細胞数と比較した.また,停止した胚の核も調べた.正常受精胚盤胞に配分されたTEおよびICM細胞の数は、マウスに配分された数と同様であるように思われる。しかし、マウスとは異なり、両系統の細胞死にもかかわらず、ICM細胞の比率は高いままである。