卵丘細胞について Home › フォーラム › 質問の部屋 › 卵丘細胞について このトピックには4件の返信、3人の参加者があり、最後にキンタにより1年前に更新されました。 5件の投稿を表示中 - 1 - 5件目 (全5件中) 投稿者 投稿 2023年9月14日 2:36 PM #2903 キンタ参加者 卵丘細胞をタイムラプスで受精卵と一緒に培養すると非常に活発に動いているのが観察できます。この卵丘細胞は胚の発育や質には影響はないのでしょうか? 2023年9月27日 9:04 AM #2913 じゃん参加者 仰るように卵丘細胞が活発に動いたり、アポトーシスを起こしていたりする様子が観察されるため、私も胚にマイナスの影響を与えているように感じていました。 文献を検索してみたところ下記の物が見つかりました。 Impact of embryo co-culture with cumulus cells on pregnancy & implantation rate in patients undergoing in vitro fertilization using donor oocyte https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5793468/ 論文の結論としては、卵丘細胞と一緒に培養した方が良い結果を得られたとのことです。この結果が全てではないと思われますが、参考にしていただければ幸いです。 2023年9月28日 10:03 AM #2914 キンタ参加者 興味深い論文をご紹介いただきありがとうございます。 受精卵と卵丘細胞の関係も重要だと思いますが、それ以上に卵丘細胞を通じて受精卵と卵管・子宮内との情報・物質のやり取りなどの関係も重要だと思っています。観察のために卵丘細胞を取り除き、凍結胚移植するのが主流になっています。できれば胚移植時に卵丘細胞と胚を一緒に、特に透明帯に付着している細胞と一緒に移植したいのですが、上記の理由でできていません。何かアイデアがあればご教示ください。ありがとうございました。 2023年10月3日 10:34 AM #2917 やあ参加者 久々に書き込みを頂いたので見落としていました。すみません。そして、キンタさん有難うございました。 じゃんさんも、有益な情報を有難うございました。 私は受精後の卵丘細胞は、なんの役にも立っていないと想像していたので興味深いお考えだと思いました。 探したら、内容をよくは読んでいませんが、卵丘細胞を胚移植と同時に注入すると着床率が上昇したという文献はありました。 Cumulus coculture and cumulus-aided embryo transfer increases pregnancy rates in patients undergoing in vitro fertilization. Fertil Steril 2006;86(4):839–47. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16962106/ ご参考までに。 2023年10月4日 9:18 AM #2919 キンタ参加者 多くの情報ありがとうございます。 卵子の成熟から排卵・受精・妊娠成立まで、卵丘細胞は脇役ながら何らかの機能を果たしていると思っています。臨床に携わっているので、最終的には妊娠率向上が目標になりますが、各段階での卵丘細胞の役割を知りたいものです。また何か情報があれば教えてください、よろしくお願いいたします。 投稿者 投稿 5件の投稿を表示中 - 1 - 5件目 (全5件中) このトピックに返信するにはログインが必要です。 ログイン ユーザー名: パスワード: ログイン状態を保持 ログイン